2019年3月16日土曜日

「RE:残照」GM:うゆま

【GM名】うゆま

【対応人数】3~4人

【TRPG初心者対応】可能
【モノトーンミュージアム初心者対応】可能

【使用するルールブック】
基本ルールブック・インカルツァンド・常闇のシェヘラザード・トレイメント・フィオリトゥーラ

【演者レベル(使用経験点)】
演者レベル5

【キャラクター作成】
GM自作サンプル、持ち込み応相談


【演目名】
RE:残照

【演目概要】
どこも歪み無き正しき御標が
国滅ぶことで民の永き平穏を約束した

正しき御標により国の滅びは確定した
これはとある滅亡と叛逆の物語

国想う故に夕暮れは白黒に染まりゆく


【コメント】
降ったのは歪んでもいない正しき御標です

“伽藍はいません”

その滅びを否定し歪ませようとするのは
国想う故の裏切りの”叛逆者”
其れに従い異形化しゆく兵達です

彼等の処分を任された貴方達はどんな決断を下すでしょうか?

伽藍なき特殊なシナリオですがよろしくお願いします。


【補足】
ハンドアウトは以下の通り

PC1:夕暮れの国の騎士(戦人3Lv/賢者2Lv)
シナリオパートナー:”叛逆者”(感情:憐憫など)

あなたは夕暮れの国の騎士である。
故郷を守らんと日々戦に明け暮れた日々はもはや昨日までの事だ。
「国が負ける事で民が救われる」と言う御標が降ったからだ。
王の苦しい心の内を察しながらも、もはや民やこの地を救うには致し方ない。

だが、部下であった一人の騎士が、故国を愛するが故に御標に”叛逆”した。
それに追随する兵は、歪んだ御標によって異形化し、戦う力を得たとも。

「民とこの地を、これ以上疲弊させてはならぬ。彼の”異形”どもを、討伐せよ」
王より下された命に従い、また王より賜った銀に輝く一振りの剣を手にした。
かつての味方だった者と刃を交える為に。

目的:王より御標を歪ませ離反した元部下“叛逆者”の討伐を命じられる。

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PC2:派遣された裁縫師(裁縫師5Lv)
シナリオパートナー:夕暮れの国の王(感情:同情など)

あなたは夕暮れの国の王に請われ、裁縫師組合から派遣された裁縫師である。
裁縫師組合でつくられた”紡ぐ者の剣”を届けるためである。

しかしそこで見たのは、戦で疲弊する夕暮れの国に訪れ、国の荒廃ぶり。
民は貧しく、地は痩せ、兵士達からは士気は感じられない。
敗戦ムード漂うこの国を見限り、逃げ出す者とさえすれ違った。

そんな中、城へ通されたあなたは、疲れきった王からの言葉に耳を疑った。

「我が国は負けなければならぬ」と。

そして歪みつつある御標を元のあるべき姿へと戻して欲しいと。
「民を、地を、我が首で救えるならば」
その苦しみの表情は深い皺を更に深く、暗い影を更に濃くしていた。

目的:夕暮れの国の王より”叛逆者”に歪まされた御標を正すよう依頼される。

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PC3:夜明けの国の密偵(日陰者2Lv/従者2Lv/稀人1Lv)
シナリオパートナー:夜明けの国の将軍(感情:感服など)

あなたは夕暮れの国と戦う”夜明けの国”の軍の密偵である。
正確には将軍直属の密偵であり、特に”紡ぎ手”である精鋭として信頼されている。

長く続く戦争の最中、諜報活動として潜伏していたあなたに転機が訪れた。
夕暮れの国に降った御標は「国が負ける事で民とこの地が救われる」であったからだ。
正しき御標に従う以上、もはやこの戦いは終わりが決まったのも同然。
だが、それを覆さんとする愚者がいようとは…。

『夕暮れノ国の御標を正せ。叛逆者を速やかに処分せよ。手段は任せる』
『特に強硬派…大臣がヤケを起こす前に。またも”最終兵器”を使うと提案して来た』
『今の所、穏健派全体で反対しているが分が悪い。抑えが効く内に頼む』

と、将軍から最後の通信が届いた…やるしかない。

目的:“叛逆者”の処分と御標が正され自軍が無事に制圧できるようにする。

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PC4:復讐の狙撃手(狩人3Lv/からくり2Lv)
シナリオパートナー:夜明けの国の大臣(感情:憎悪など)

あなたは、銃の腕を高く買われ、夕暮れの国に雇われた狙撃手の傭兵である。
その体の一部はからくりの義肢となっている。

かつて住んでいた国が夜明けの国に負けた際に負った古傷は未だに癒えていない。
覚えているのは悪辣な”最終兵器”で無差別に人々を殺した事。
そして自身の体の一部を奪われた事。

その兵器の使用を指示したのは、夜明けの国の大臣と知って以降、復讐の機会を狙っている。

だが、その機会も雇われた夕暮れの国の負けが確定した今や望めないだろう。

さっさと別の雇い主と機会を探そうと考えていたあなたの元に、王が直々に訪れる。
多額の報酬と引き換えに仕事を頼まれたのだ。

「お主に…御標を歪ませた”叛逆者”と異形化した元兵士達を始末してほしい」

夜明けの国の大臣がついに最期の降伏勧告をつきつけてきたという。
期日までに返事がなければこの国を丸ごと滅ぼす”用意”があると。

「御標を正さねば、御標の示したように”負け”られぬ」

と。

目的:”叛逆者”を倒し、御標を正す…。