【GM名】YOK(よこお)
【対応人数】3~4人
【TRPG初心者対応】歓迎
【モノトーンミュージアム初心者対応】歓迎
【使用するルールブック】
基本ルールブック・インカルツァンド・常闇のシェヘラザード・トレイメント
【演者レベル(使用経験点)】
演者レベル3(初期作成)
【キャラクター作成】
自作サンプル
【演目名】
Principal ~プリンシパル~
【演目概要】
漆黒の岸壁の麓にたたずむ"暗幕の街"
この街は住む人の身分によって2つの地区に分かれている。
"表の地区"の者は、舞踏会を開き茶会に興じ、日々を謳歌する。
"裏の地区"の者は、油と埃にまみれ陰から「表」を支える。
『自らの境遇に課せられた役割を全うしながら平穏に暮らすこと』
それが神が街に下した御標であり、人々の幸せであった。
そんなある日、御標が再び "暗幕の街" に降る。
『天に己が望みを強く願うべし。されば彼の者は祝福されん』
普段の「幸せ」な毎日。いま自分に願うことがあるならそれは――
モノトーンミュージアム『Principal』
――ゆめゆめ忘れることなかれ、常に幸せは一方のみから語られる。
【コメント】
GMをやらせて頂くことになりましたYOKと申します。
LMTアンコールから更なるアンコールに応え、戻って参りました!
PCである“紡ぎ手”とはいかなる存在なのか?「物語」が支配する世界において、PCたちの行動はどのような意味を持つのか?そんな「モノトーンミュージアム」ならでは問いかけを意識したドラマ性重視のシナリオを今回ご用意いたしました。
PCの葛藤を楽しみたい方、「幸せ」な結末を紡ぎたい方、卓にてお待ちしております!
【補足】
・今回のシナリオについて
このシナリオは貴族階級・労働階級という「身分差」のある国を舞台にしたシナリオになります。
各PCには以下の設定が付きます
PC①:貴族階級(下流貴族)
PC②:貴族階級(上流貴族、「暗幕の街」の最高権力者。NPC「オリヴィエ」に対する決定権を行使できる立場(実の親子関係に拘らなくてもよい))
PC③:労働階級
PC④:街の外から来た裁縫士(階級に縛られない)
・ハンドアウト(修正される場合があります)
PC①・パートナー:暗幕の慈雨「オリヴィエ」 感情:慕情
キミはとても『運がいい』存在だ。幼い頃『虚無』によりあるゆるものを失ったがキミは一命を取り留めた。流れ着いた〝暗幕の街”で下流貴族に養子として拾われ、自身の努力と新しい両親の保護もあり、恵まれた日々を過ごしている。特に最近は人生を共に歩みたいと思える存在「オリヴィエ」と仲睦まじくしている。身分という障害はあれどもこの想いはいずれ伝えなければ。
PC②・パートナー:暗幕の慈雨 「オリヴィエ」 感情:庇護
キミは〝暗幕の街”で代々続く有力貴族の家の当主だ。どこか危うい雰囲気のあるこの街で、襟を正しながら模範となる秩序を示してきた。最近、「家」で大事に育てられた「オリヴィエ」の様子がどこかおかしい。どうやら、気になる相手ができたようだ。この家の当主として、オリヴィエの相手の器を見極めねばならない。
PC③・パートナー:黒子の従者「ヒュウ」 感情:信頼
キミはPC②に仕える従者だ。PC②とその家を「影から」支えることを仕事としており、同じ従者の「ヒュウ」を始め、仲間たちの間の信頼は厚い。決して生活も楽ではないが『御標』に従って幸せに生活している。以前はふさぎ込んでいたオリヴィエが、PC①と会ってから明るい表情をすることが多くなり、とても好ましく思っている。ともあれ、その推移を見届けねば。
PC④・パートナー:好々爺「テラー」 感情:憧憬
キミは『ほつれ』の調査の為に〝暗幕の街”に訪れた裁縫士だ。PC②の家に滞在しながら、『不平等』を受け入れたこの街の様子を興味深く眺めている。そんな折、かつての恩人である「テラー」と再会する。曰く、この街にはまもなく『御標』が下るという。これも調査の一環、もう少し街を眺めてみるとしよう。
・NPC
◆オリヴィエ
PC②の邸宅で暮らす貴族。病弱で普段はあまり家から出られない。静かに本を読む時間と、PC①と一緒にいられる時間を何よりも楽しみにしている。心優しい性格で芯が強く、街のあらゆる人から慕われている。(※性別はPC①の希望により男女いずれも可能)
◆ヒュウ
PC③と共に、PC②の邸宅で働く”裏の地区”の人間。オリヴィエの身の回りの世話や健康管理をするのが役割。”裏の地区”の人間には個性が必要とされないため、”表の地区”にいる間は黒いローブとマスクをつけて日々を過ごしている。年齢や性別も窺い知ることができないが、命令に忠実で極めて実直な性格の持ち主。
◆テラー
各地を旅する語り部の老紳士。”暗幕の街”に最近住み付き始めた。曰く「意志を持って懸命に生きる姿こそ、人を人たらしめる」という。